【中村太地】キョンヒャン新聞掲載記事翻訳

スポーツ キョンヒャン
2020/12/3 スポーツ紙面掲載

“中村、期待よりも上手くやっているが、まだ100点満点中の40点”
自らの評価は”落第点”
イ・サンボン監督は”適応が速い”

原州DBのガード、中村太地(23)はバスケ理想主義者と呼ばれている。中村はイ・サンボン監督に6年前バスケを教わった縁があり、今年7月に韓国プロバスケットボール(KBL)第1号の日本人選手となった。日本のBリーグではすでにスターとして認められていたが、韓国では新人の姿勢でプレーしている。ブレイク期間を過ごしながら自身を振り返った中村は自己評価も変わらなかった。彼は2日、記者との書面インタビューで”大きく変わったことは実感するが点数をつけるとしたらまだ100点満点の40点”と述べた。
中村が自ら落第点をつけたのと違って、記録は悪くない。彼は今季16試合で平均20分52秒を出場し、6.6得点の3アシストを記録している。所属チームのDBが最下位に低迷しているのは残念だが、この部分は外国人選手と主軸の選手の負傷が主な原因だ。イ監督も”中村が期待値よりよくやっている。3〜4ラウンドを超えてからがうまくやれると思った”と称賛するほどだ。
中村の長所は長い身長(190cm)で前線でプレーしながら、技術まで優れているところだ。ミスが多いのが短所だが速く成長している。中村は”激しいもみ合いの中でもう一歩踏み出せるかどうかがチームの勝利につながり、それがDBを一つのチームにしている”と言った。
体力もついてきた。日本の連戦は行っても同じ場所で行ったが、ところが、ホームゲームを終えた後は全国を巡回する韓国の日程に耐えるには並大抵の体力では耐えられない。仲良しのキム・フン、そしてロールモデルであるトゥ・ギョンミンが彼を助けてくれるのも大きな力になっている。中村は”(キム)フンには普段から助けてくれるありがたい友達で、(トゥ)ギョンミン兄には試合を引っ張っていく力と試合を解いていく方法を常に学んでいる”と述べた。
中村は自身が今と同じスピードで成長したらいつかはもっと大きな舞台でプレーできると信じている。彼が自身の背番号を新しい始まりを意味する”0”番にしたのも理由がある。中村は前所属チームの京都ハンナリーズ時代(1,200万円)と比べて少ない年棒をもらっているが挑戦そのものに関心が向けられることを望んでいる。中村は”5,000万ウォンの選手ということを否定できない”としながらも”僕は韓国をはじめ、海外で挑戦したい大きな夢がある。お金ではなく自身の意志が評価されるようにもっと成長していきたい”と述べた。

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